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【全国駅弁ランキング】旅行気分が高まる【 駅弁 】10選|ご当地の味を旅のおともに!

【全国駅弁ランキング】旅行気分が高まる【 駅弁 】10選 グルメ旅

🍱 旅の始まりは、駅弁選びから。

 列車旅の楽しみといえば、やっぱり【 駅弁 】。窓の外に広がる風景を眺めながら味わうご当地グルメは、旅の醍醐味そのものです。近年は、長い歴史を誇る老舗の味に加え、地域の特産品を活かした新感覚の駅弁や見た目も華やかな“映える”一品も続々登場。味・見た目・話題性の三拍子がそろった駅弁は、まさに旅の主役になりつつあります。

 本記事では、全国で人気を集める駅弁をランキング形式で紹介。定番の牛肉どまん中やシウマイ弁当から、各地の隠れた名品まで、実際に食べたくなる魅力をたっぷりお届けします。次の旅の計画に役立つこと間違いなしの「全国人気駅弁ランキング」で、あなたのお気に入りの一品を見つけてください。

こんな方におすすめの記事です:
  • 旅行前に「ご当地グルメ」をチェックしたい方
  • 鉄道旅をもっと楽しみたい方
  • 食の記憶を旅に残したい方

🚄 駅弁ランキング10選

それでは、全国の“旅する味”を探す駅弁ランキング、さっそく見ていきましょう。

🥇1. 牛肉どまん中(山形・米沢駅)

 山形県米沢市、JR「米沢駅」改札を出てほどなく目にする名物駅弁「牛肉どまん中」。製造元は 新杵屋で、山形新幹線開業にあわせて開発され、駅弁ファンの間で“鉄道旅の定番”となっています。

「牛肉どまん中」は、山形新幹線の開業に合わせて開発された名作。地元米と特製タレで煮込まれた牛肉の旨味がご飯に染み込む贅沢な味わいが、駅弁ファンから長く愛されています。冷めても美味しい設計なので、移動中でも満足度は抜群。

 ご飯に山形県産米「どまんなか」を用い、特製タレで味付けした牛そぼろと牛肉煮をたっぷりと敷き詰めた “牛肉で埋め尽くされる”一折。 蓋を開けると芳しい醤油ダレの香りが広がり、牛肉の旨みとご飯の甘みが口中で重なって、一気に旅気分が高まります。販売場所も、米沢駅ホーム売店・駅前直売店・イベント出張販売など多彩で、早朝や休日は売り切れになることもあるため、列車旅の行き帰りには早めの購入が安心です。伝統の味が詰まった、山形・米沢の鉄道旅に欠かせない駅弁です。

▶︎ 牛肉どまん中

🥈2. いかめし(北海道・森駅/阿部商店)

北海道・森駅(函館本線)名物駅弁、いかめし阿部商店の「いかめし」。創業が明治36年(1903年)で、駅弁としての「いかめし」の販売は昭和16年(1941年)から始まりました。 その特徴は、スルメイカの胴体にうるち米ともち米を詰め、秘伝の甘辛醤油ダレでじっくり炊き上げて仕上げた逸品。森町が「いかめし発祥の地」とされるほど、ご当地を代表する駅弁のひとつとなっています。 温かいご飯に染みるタレの旨味と、イカの風味が絶妙に調和。鉄道旅の車窓を眺めながら味わうと、旅情が一層深まります。駅ホームや全国の物産展で手に入り、旅の思い出や手土産としても人気です。北海道の恵みと鉄道文化がひとつになった、時代を超えて愛される味わいをぜひ体験してみてください。

いかめしのイメージ
いかめしのイメージ

▶︎ いかめし阿部商店


🥉3. 峠の釜めし(群馬・横川駅/荻野屋)

「峠の釜めし」は、益子焼の土釜に炊き込まれたご飯と、季節の山菜や鶏肉、しいたけ、栗などが彩りよく並んだ一品です。駅弁という枠を超え、旅の途中で手にした瞬間から“ふっと”心がほどけるような温かい味わいが魅力です。釜の蓋を開けると立ち上る蒸気とともに、ほのかな醤油だしの香りが鼻をくすぐり、器をそのまま再利用して楽しむスタイルも旅気分を盛り上げます。

 鉄道旅の思い出とともに味わうことで、碓氷峠を越えたかつての汽車旅の浪漫も蘇るようです。お持ち帰り用として売店で購入できる他、横川本店では製造工場隣接で「できたて」を味わえる機会もあります。旅先でひと息つきながら土釜ご飯に舌鼓を打つ、そのひと時が日常を少し離れてくれる、そんな駅弁です。

群馬 峠の釜飯

4. 網焼き 牛たん弁当(宮城・仙台駅/こばやし)

東北・仙台駅で長く愛される駅弁、こばやしの「網焼き牛たん弁当」。ひもを引くだけで容器が発熱し、温かいまま味わえる“加熱式”仕様が旅情を高めてくれます。

中身は、宮城県産「ひとめぼれ」麦飯の上に、塩味で熟成された牛たんが数枚並び、付け合わせには花人参煮と漬物が添えられています。 網焼きならではの香ばしさが牛たんの旨みを引き立て、麦飯との相性も絶妙。旅先でひと息つくのにぴったりな一品です。駅の売店では売り切れることもあるベストセラーで、購入後すぐにひもを引いて5〜6分待てば、湯気とともにふわっと牛たんの香りが立ち上ります。新幹線の車窓を眺めながら、温かい駅弁で旅の始まりを華やかに演出してみてはいかがでしょうか。

宮城 牛タン弁当

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🥈5. かにめし(北海道・長万部駅/かなや)

北海道の鉄道旅の定番ともいえる「かにめし」。白いご飯の上にほぐした蟹の身をたっぷりと敷き詰め、錦糸卵・椎茸・グリンピースなどが彩りを添えるその姿は、駅弁らしい郷愁を感じさせながらも、しっかりと海の旨みを宿しています。

創業以来、駅の立売り商会から続く老舗の技が生き、今では全国発送用の冷凍パックも展開。駅で買って車窓の景色を眺めながら味わうもよし、後日、自宅でゆっくりと解凍して楽しむもよし。旅の途中のひと息に、また旅の思い出を持ち帰るひと品としてもぴったりです。長万部に来たら「やっぱりこれ」と思える、そんな温かな定番グルメです。

▶︎ かにめし | かにめし本舗 かなや


🥉6. ひっぱりだこ飯(兵庫・西明石駅/淡路屋)

蛸壺を模した陶器の蓋をそっと開けると、まず目を引くのはぷりっとした「真蛸」の大きな切り身。噛みしめるたびに、潮の香りとも言えるほどのタコの甘みと旨みがじわりと口内に広がります。ご飯は醤油ベースでしっとりと炊き上げられ、タコの煮汁や穴子の出汁が染み込んで奥深い味わいに。刻まれた「穴子」が、ご飯の甘辛い風味にふとしたアクセントを与え、さらに椎茸や筍、菜の花などの具材がそれぞれの食感とほんのりとした苦味や煮汁の余韻でリズムを作ります。「錦糸卵」の淡い甘さが全体をふんわりと包み込み、最後の一口まで飽きずに食べ進められる構成です。

陶器の中でぎゅっと凝縮された海の恵みとともに、「駅弁」という旅のシーンにぴったりの満足感を味わえる一品です。

兵庫 ひっぱりだこ飯

7. 柿の葉寿司(奈良・吉野口駅など/柳屋ほか)

 箱を開くと淡く緑色の柿の葉がそっと包みをつくる「柳屋」の柿の葉寿司。ひと口かじると、まず柿の葉が放つほのかな渋みが鼻腔をくすぐり、そのあとに酢飯のやさしい酸味が広がります。酢で程よく締められた鮭や鯖の身は、プリッとした弾力を残しつつも口の中でほどけて、魚のうまみを静かに伝える。柿の葉の風味がふくよかな“包み香”として働き、魚と酢飯のバランスに奥行きを与えてくれます。

 包み紙を手に取り、電車を待つ時間や散策の合間に味わえば、自然と笑みがこぼれるような瞬間に。「駅弁」という枠を超えて、地域の空気や時間をごちそうとして味わえる一品です。旅先の記憶に、ひときわ静かな余韻を残してくれます。

柿の葉寿司

8. 幕之内弁当(東京・東京駅/日本ばし大増)

 ふたを開けると、まず目に飛び込んでくるのは焼き魚の銀鮭。皮は香ばしく、身はしっとりと脂がほどよく乗っていてご飯と一緒に口に入れた瞬間、鮭の塩気が白ご飯を引き立てます。その隣に並ぶ玉子焼きは、だしの風味がふんわりと広がり、ほんのりとした甘みがふくよか。揚蒲鉾にはきくらげのコリッとした食感がアクセントになり、魚介・卵・揚げ物という“幕の内三種の神器”のバランスが見事です。さらに、里芋・南瓜・人参・牛蒡などが丁寧に煮られた「江戸うま煮」が、柔らかく味が染み込んでいて、優しい甘さと旨みが広がる。鶏肉の江戸味噌焼きも、噛むほどに濃厚な味噌のコクと鶏の肉汁が合わさり、白飯のおかわりを誘うほど。

 本品はただ“詰め合わせられたおかず”というよりも、ひとつひとつに手がかかっていて、“さりげなく料亭の味わい”を感じられる駅弁です。


9. 三元豚とんかつ弁当(東京・東京駅/日本ばし大増)

「三元豚」のロース肉が、粗挽きの生パン粉で包まれ、サクッとした衣の向こうからあふれる肉のうまみとジューシーな質量が、一口で旅の活力を呼び覚まします。白飯の上に鎮座するとんかつは、冷めた状態でも脂がしつこくなく、ちゃんと「揚げたて」を思わせる軽やかさ。添えられたとんかつソースをくぐらせると、甘みとコクがプラスされ、からしをひと押しすることで辛味がぴりりと全体を引き締めます。キャベツや漬物が脇役に回ることで、脂の重さを感じさせず、駅弁としてのバランスも秀逸。

 東京駅構内での旅立ち時間や移動中、ひと口ひと口が「よし、行こう」と背中を押してくれるような、頼もしさのある駅弁です。

▶︎ 駅弁屋 祭


10. えび千両ちらし(新潟/新発田三新軒)

 新潟駅で人気を集める「えび千両ちらし」は、ふたを開けた瞬間に広がる華やかさが魅力の押し寿司風駅弁です。錦糸卵がふんわりと全体を覆い、その下に海老や酢〆の魚、刻み穴子、昆布などが丁寧に並べられ、層を重ねるように仕立てられた構成は、見た目の美しさだけでなく、食べ進めるたびに味の変化を楽しめるつくりになっています。酢飯はほどよい酸味で具材との相性が良く、海の幸が多く用いられているにもかかわらず、重たさを感じにくい軽やかな後味が特徴。錦糸卵の甘みと、海鮮の旨み、酢飯のさっぱり感が一体となり、口の中で調和する満足度の高い一品です。

 列車旅のお供としてはもちろん、新潟らしい食文化の魅力を手軽に味わえる駅弁として、幅広い層に親しまれています。


🚄 まとめ|駅弁は「旅の余白」を味わう時間

列車に揺られながら、その土地ならではの味を楽しむ――駅弁は、移動という行為の中に「旅の情緒」を取り戻してくれる、かけがえのない文化です。

車窓で駅弁

■ 駅弁の楽しみは「味+思い出」

駅弁を開けた瞬間のワクワク感、車窓に広がる風景とともに味わうひととき、それらすべてが旅の記憶になります。

駅弁は単なる「食事」ではなく、「その土地、その時、その人」との出会いの記録。
写真を撮ってSNSに残すのもよし、旅ノートに感想を綴るのもよし――それぞれのスタイルで、駅弁との出会いを楽しみましょう。


■ 最後に|旅の「楽しみ方」に正解はない

駅弁一つをとっても、旅の味わい方は人それぞれです。

「駅弁を目当てに旅に出る」のも素敵ですし、「旅の途中で偶然見つけた駅弁に惚れる」のもまた旅の醍醐味。

この記事が、あなたの次の旅行の楽しみ方を少しでも広げるきっかけになれば嬉しく思います。

それでは、次の駅弁旅もどうぞ、よい旅を!

⚠️【注意事項】この記事の情報について

本記事の内容は、2025年11月時点の調査・取材に基づき、できる限り正確な情報を掲載しています。
ただし、以下の点についてご理解・ご了承のうえご利用ください。

  • 商品の在庫状況・価格・仕様は、時期や販売元により変更されることがあります。
  • 駅弁の販売時間・取り扱い内容は、各鉄道会社や販売店の都合で変更となる可能性があります。

最新の情報や正確な詳細については、各公式サイト・販売元・施設等にて直接ご確認いただきますようお願いいたします。

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